当スクール創作科の福田葉月さんと、修了生の王今(Jin)さんが二人展を開催します。
福田葉月 王今 | 「かたちのあわい」
2026年5月19日(火)〜5月25日(月)
11:00〜19:00 最終日は 17:00まで
Gallery Metabo(京都)
instagram: @gallery_metabo

当スクール創作科の福田葉月さんと、修了生の王今(Jin)さんが二人展を開催します。
福田葉月 王今 | 「かたちのあわい」
2026年5月19日(火)〜5月25日(月)
11:00〜19:00 最終日は 17:00まで
Gallery Metabo(京都)
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4月1日、2026年度川島テキスタイルスクール入校式が行われました。専門コース 創作科(3年次)、福田さんから新入生に向けて歓迎のことばが送られ、新入生 本科(1年次)赤澤さんが代表挨拶を行いました。その内容を続けて紹介します。
在校生祝辞
スクール周辺も花盛りで、例年よりも駆け足に、春の訪れを感じる日和となりました。
本科生の皆さん、ご入校おめでとうございます。今日から皆さんと共に学べることを、大変嬉しく思います。
未経験で入校した私にとって、本科での1年間は、文字通り今後続いていく染め、織りとの関係を支えてくれる土台を築いてくれるものでした。知らないことしか無い状態でしたが、どの先生も親身になって指導してくださいますし、クラスメイトはもちろん、学年を超えて、経験値の異なる学生同士、疑問や気づき、悩みを共有して知恵を出し合える環境が、何より助けになりました。
もちろん、時には、うまくいかないことに焦ったり知れば知るほど、知らないことが増えて、終わりがないなと思ったりもするのですが、それが織の面白さだと思えるようにもなりました。幸運なことに、皆さんには10人ものクラスメイトがいて、同じ課題に取り組む中にも、それぞれの感性が写し出される場面が沢山あるとおもいます。
みなさんが持ち寄った、異なる場所で芽生えた織への興味が、スクールでどのように育って行くのか、今から楽しみでなりません。
講師の先生方、スタッフの方々、そして在校生一同、皆さんが生み出す作品を楽しみにしています。これから忙しい日々が始まりますが、心身共に健康で、わくわくした毎日になることを祈っています。
以上、簡単ではありますが、歓迎のことばとさせていただきます。
令和8年4月1日 創作科 福田葉月


新入生を代表してご挨拶申し上げます。日ごとに温かさを増し、柔らかな春の日差しが心地良く感じるこの良き日に、歴史と伝統のある川島テキスタイルスクールに入学できることを心より嬉しく思います。
入学式を準備してくださった関係者の皆様、新入生を代表して深く御礼申し上げます。
数年前、テキスタイルという工芸ジャンルに魅了され、自分自身を表現できる居場所を見つけました。
身近に存在しているため、その存在を当たり前と思いがちですが、時に憂や寂しさを晴らしてくれるようなぬくもりを持ったテキスタイルを自分の手で生み出し、誰かや自分の生活を豊かに、穏やかにしたい。
そんな願いに少しでも近づけるよう、織物を主体に素材から製品になるまでの工程を密度高く学ぶことのできる川島テキスタイルスクールへの入学を決断いたしました。
本学での学びを通して、技術と表現力を実直に身につけ、工芸家として、人間として成長していきたいと願っています。
最後となりますが、先生方の熱心なご指導を賜りますようお願い申し上げ、新入生代表の誓いの言葉とさせていただきます。
2026年4月1日 新入生代表 専門コース本科 赤澤
本科生は初めての授業、基礎織を終え、これから一年通して織物はもちろんのこと、染色・デザインその他多くのことを学んでいきます。
専攻科(2年次)、創作科(3年次)の学生は、それぞれが積み上げてきたものを土台に、新たにこの一年制作に励んでいきます。


4月4日より西宮市大谷記念美術館(兵庫)でスウェーデン・テキスタイル展が開催されます。当スクールとHandarbetets Vänner Skolaとの交換留学プログラムのことをご紹介いただいており、当スクールスタッフ、萩原沙季が昨年秋留学中に制作した作品を出展しています。
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スウェーデン・テキスタイル展
暮らしと自然に息づく北欧デザイン
日程:2026年4月4日(土)〜6月28日(日)
休館日:水曜日
※ただし4月29日(水・祝)、5月6日(水・振休)は開館、4月30日(木)、5月7日(木)は振替休館
時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場:西宮市大谷記念美術館(兵庫)
巡廻予定:
2026年7月11日(土)〜9月6日(日)名古屋市美術館
2026年9月19日(土)〜11月15日(日)世田谷美術館 ※当スクールの校舎・寮を設計した内井昭蔵氏設計
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これまでの交換留学生によるマンスリーレポートはブログ「交換留学」より読むことができますので、ぜひご覧ください。
3月13日、2025年度川島テキスタイルスクール修了式が行われました。修了生の一人で、技術研修コースを修了した王今さんの答辞を紹介します。

皆さん、このたび、修了おめでとうございます。
私は2023年10月に川島テキスタイルスクールに来ました。
気がつけば今は2026年で、時間が過ぎるのは本当に早いと感じます。
私が最初に川島テキスタイルスクールを知ったのは、とても偶然のことでした。
2022年の春、私は京都に旅行に来ていました。街を歩いているときに、たまたま修了展のポスターを見つけました。それがきっかけで、美術館に行ってみることにしました。
その頃、私はちょうど通っていた美術大学の卒業展を終えたばかりでした。川島の修了展を見たとき、大学の卒業展とは全く違う雰囲気だと思いました。
大学の卒業作品は学校の異なる場所に置かれていて、織物以外の作品も多く、作品の第一印象のインパクトを大切にしているような感じ。川島の修了作品は、美術館の空間の中に綺麗に並び、とても繊細で、生活の中にある織物の存在に近いものだと感じました。そして、立ち止まって長い時間見ていたくなる作品が多いと思いました。
最初はポスターをきっかけにこの学校を知りましたが、今年度は自分の作品がポスターとして使われることになりました。思い返すと、いいサイクルのようにも感じます。
修了展を見たとき、私は心の中で「ここで勉強したい」と強く思いました。
しかしその時はすでに中国に帰る予定が決まっていて、良い仕事の機会もありました。
帰国して仕事を経験しましたが、やはり自分の作品を作り続けたいという気持ちが強くなりました。そして、一度も見学をしないまま、川島の技術研修の半年コースに申し込みました。
学校にいる間、私はあまり多くを話すタイプではありませんでした。でも先生方や周りの人たちはとても優しく、温かい人たちでした。
子どものころから、家族が私の人生の道を決めていました。自分の考えを持つことや、自分の好きなことをすることは、私にとって簡単なことではありませんでした。
それでも、アートやテキスタイルは私が本当に好きなものです。そしてこれからも、続けていきたいと思っています。
川島テキスタイルスクールには本当に感謝しています。
織っている時間は、世界が静かになり、自分の心も落ち着きます。ここで私は、織物の技術だけでなく、多くの大切なことを学びました。
最後に、皆さん、これからもお元気で、毎日楽しくお過ごしください。
王さんは東京の美術大学を卒業後、中国に帰国。2023年、「綴織を学びたい」「大きな作品をつくりたい」という志をもって技術研修コースに入学しました。綴織専門の講師のアドバイスを受けながら、一年半の期間で綴織タペストリー、綴織とノッティングの3部作、綴織パネル作品を制作。タペストリーは「第8回学生選抜展」で田中直染料展賞を受賞しました。

その後、一旦中国に戻って働いてから再来日。「学んだ技術を体系的に整理し、自立して制作できるようになりたい。この学校で大型タペストリー作品を完成させたい」と、2025年に技術研修コースを再受講。12星座をモチーフにした大型タペストリー制作を成し遂げ、作品は修了展のポスターにも採用されました。
星々のめぐりが色とりどりに織り込まれた、リズム感のあるエネルギッシュな作品には、会場を訪れた人々に元気を与えてくれるような力がありました。

志を貫き、修了展会場で「大満足」と満面の笑みを浮かべていた王さん。その後の修了式の答辞では、これまで内に秘めていた思いを語り、時に涙で言葉を詰まらせながらも堂々と話しきった王さんの姿に、会場の学生や教職員も胸を打たれました。
これから王さんはアーティスト名「Jin」として、本格的に作家活動を始めます。展覧会など精力的に行う予定ですので、今後の活動にぜひご注目ください!
Instagram:jinjimoon_art

2025年度修了展(2月25-3月1日)が無事に終わりました。会期中の様子や作品についてはinstagramの過去の投稿でご覧いただけます。多くの方々にご来場いただき、ありがとうございました。
この度、中嶋芳子先生が2025年度末をもちまして退任されることになりました。
中嶋先生は1974年に川島テキスタイルスクールの学生として手織りと出会い、その後1979年からスクールの専任講師として指導に尽力されました。
中嶋先生からのメッセージです。
スピニングやホームスパン、織物の指導にたずさわってきましたが、この度退職することになりました。在職中は、初めて織物をする方々に、織物の美しさ、作るたのしさを伝えたい思いの50年近い年月でした。私自身はこれからもホームスパンの制作を続けます。
思い返してみると人との出会いがあり、教育の場に身を置いたことは自身の視野を広げてくれたと感じています。修了生の皆さん、ワークショップにご参加下さった方々、ご縁のあった方々にお礼を申し上げます。ありがとうございました。
2026年3月 中嶋芳子

中嶋先生の手織りと共にある人生観などをロングインタビュー記事で紹介しています。また、授業のルポ記事もあります。ぜひお読みください。
・ロングインタビュー「一本の糸から」(2020年10月)
・授業ルポ(2022年5月-12月)
スピニング1 羊毛が糸になる仕組みを学び「糸を見る目をクリアに」
スピニング2 素材も風合いも「糸との出会いを楽しみに」
ホームスパン1 「羊毛から糸を紡ぎ、マフラーをつくる達成感」
ホームスパン2 羊と人間の共同作業「羊毛がどう糸になりたいかに沿う姿勢で」
※中嶋先生へのメッセージがあればinstagramの投稿のコメント欄にお寄せください


2026年2月2日(月)9:00より受付を開始します!日程はワークショップページにて公開しています。
*開始前のお申し込みは受付できませんのでご了承ください。
新講座:
「緯絣のファブリックパネル」(写真)10月
「フィン織のミニタペストリー」5月
冊子をご希望の方は、お問い合わせフォームよりご請求ください。
instagramのワークショップ専用アカウントではお知らせのほか、開催中のワークショップの様子もご紹介しています。フォロー、♡、シェア、ぜひよろしくお願いします。
メイン:@kawashimatextileschool
ワークショップ:@kts_workshops
皆様のお申し込みをお待ちしています。